東京都葛飾区にて加圧給水ユニットの更新を実施いたしました。
既設ユニットは㈱荏原製作所製65BNLMD5.5が設置されておりました。
設置後17年程度経過しており、今回ユニット更新をおこなうこととなりました。
新規では同じく㈱荏原製作所製65BNLME5.5Nを設置いたしました。
既設のポンプ一次側配管が『鳥居配管』となっていましたので、これを
解消するために鋼材にて架台を作り、既設よりも高い位置にポンプユニットの
据付をしております。
どの給水ポンプの取扱説明書にも鳥居配管にならないように配管するよう
明記されています。
『上がってから下がる』配管の形状を『鳥居配管』と呼びます。
受水槽からポンプまでの配管での鳥居配管は厳禁です。
配管の高い部分に入った空気が抜けないため、ポンプは性能を発揮することが
できなくなります。
多くの給水ポンプで使用されている羽根車は、一次側の配管に入った空気を
引っ張ることができません。配管に入った空気が速やかに抜ける形状で施工する
必要があります。
工事前後の写真を掲載いたしますので、ご参照ください。
①施工前写真
②新規ユニット据付後写真
③配管組立中写真
④施工完了写真